~骨・関節の病気~
お年寄りが骨や関節の病気がきっかけで寝たきりになるケースがしばしば見られます。そうならないために常日頃から骨を強化する予防をしておく必要があります。
■原因・症状
お年寄りの背骨が曲がっていたり、ちょっとつまずいただけなのに骨を折ったという時は、骨粗鬆症と診断されます。カルシウムやビタミンDの不足で骨にスが入ったようになり、もろくなって、少しの衝撃でも折れてしまうのです。骨粗鬆症は圧倒的に女性に多い病気です。閉経によって性ホルモンの分泌が低下するとカルシウムをからだに取り込みにくくなるからです。
■予防・治療
カルシウムをたっぷり含んだバランスの良い食事を摂るのが大切です。運動も大切です。せっかく摂ったカルシウムも運動をしないと骨に定着しません。からだに無理のない運動を長く続けることが大切です。日光浴はビタミンDを活性化させ、カルシウムの吸収をよくします。
■原因・症状
関節軟骨は老化の影響ですり減り、骨どうしがこすれ合って、関節のへりに棘のような突起やこぶができます。これがひざに現れる場合が多いので、変形性膝関節症といいます。 立ち上がるときや歩きはじめに痛みが生じます。歩き始めると痛みはなくなりますが、長く歩くとまた痛くなり、痛みを翌日に持ち越すこともあります。
■治療
痛みや腫れがひどい時には薬(消炎鎮痛剤)やハップ剤を使い、冷やさないことです。痛みが落ちついたら、ひざを取り巻く筋肉を強くし、ひざを支えるために筋肉トレーニングを行うことが重要です。また、体重を減らしひざの負担を軽くすることも大切です。
| 変形性膝関節症に効果のあるひざの運動 | |
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| ひざの下にタオルを入れ、ひざを約10秒押し付ける。10~40回繰り返す。 | 椅子に座って、10秒間片足ずつ上げる。 |
■原因・症状
リウマチの原因ははっきりしていません。本来は外敵の侵入を防ぐために働く免疫機構が、何らかのしくみの異常によって、自分の関節を集中的に攻撃して起こるものと考えられています。 はじめは手がこわばるような感じで症状が始まり、次に指の第二・第三関節などがはれて痛みます。そのうちに手首、ひざ、足首などあちこちの関節に痛みが移動します。症状は徐々に進行し、関節に変形をきたすなど次第に機能が障害におかされていきます。
■治療
原因がわからないため、根治療法はまだありません。そのため治療というと、痛みや炎症を抑えるためには消炎鎮痛剤、リウマチの進行を防ぐためには抗リウマチ剤や免疫抑制剤などが用いられます。
■家庭看護
お年寄りは手足を動かせないために精神的にふさぎこみ、それがきっかけで痴呆になる場合もあるので明るく接してください。からだは痛くてもできる限り動かして筋肉の萎縮を防ぎましょう。関節をいつも温めるようにし、動かすことを手伝ってあげます。



