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生活の中でのリハビリと介助~リハビリの進め方~

生活の中で自然に訓練を

お年寄りに、病気と闘う強い意志と、障害を乗り越える意欲を持ってもらうようにするのが本当の意味での介護といえます。それには専門家による訓練だけに頼らず、毎日の生活の中でできるところから始めていくことが大切です。特に着替えや洗面などに必要な動作や食事の際の指を使う動作は、手指の機能回復の訓練として最適で、特別な訓練をするより自然に入りやすく効果的です。

目標を掲げ回復への意欲を持たせる

リハビリで一番大切なことは回復への意欲です。関節に痛みを感じたり、だるさを感じるとお年寄りはおっくうがって動かなくなります。諦めずに手足を動かす練習をさせるには、皆と一緒に食事をする、孫と遊ぶ、動物の相手をするなど身近な目標を掲げてやる気を起こさせます。

焦らず長い目で見守る

リハビリを進めるうえで大切なのは焦ったり無理をしないことです。お年寄りは回復力が低下しています。気持ちははやるが、からだが動かないという場合も多々あります。焦る気持ちが能力以上の無理をさせる場合もあるので、周囲の人たちは励ましながらもゆっくりと焦らず見守ってあげましょう。介助のしすぎも避けたいものです。お年寄りが自力でできるような動作であるにもかかわらず、たびたび介助してあげると依頼心が出て自立の意欲を失わせます。

介助は次の段階に進む時に

一つの動作ができるようになり、次の動作を実現するための手助けをしてあげます。例えば、ベッドの上で起き上がれるようになったが、腰かけることはまだという場合などは腰かけるための動作を手伝います。はじめは全面的に介助しても少しずつ介助の度合いを減らしていって、段階的にリハビリを進めていきます。

物理的環境を整え、介助用品を適切に利用

ベッドや椅子、手すりなどお年寄りが動きやすい環境を整えることも重要です。布団よりもベッドの方がお年寄りの体力の負担が少なくてすむし、ベッドと椅子の高さが同じなら水平移動で座ることができます。専門家に相談してお年寄りに合った環境の整備や自助具を利用すると、リハビリが効果的に進みお年寄りの自立を促します。